長野県企業局発電所

奈良井発電所

中信

 奈良井発電所(ならいはつでんしょ)は、再生可能な自然エネルギーの有効利用を図るため、ダム管理用の電力を得ることを目的に建設され、昭和59年4月から発電を開始しています。県建設部の発電所でしたが、令和3年4月に企業局へ移管されました。
 ダム管理用を目的として建設された発電所としては、本県管理ダムの第1号です。
 発電専用のダム容量を持たず、上水道用水等の補給に伴うダムからの放流水により、最大出力830kWの発電を行っています。
 発電した電気は、自己託送という仕組みを使い長野県庁舎へ供給することで、長野県庁舎の使用電力100%再エネ化を実現しています。

発電所情報

所在地 長野県塩尻市大字奈良井
最大出力 830KW
最大使用水量 2.50㎥/s
最大有効落差 41.8m
発電方式 ダム式
水車型式 横軸フランシス水車
運転開始 1984年(昭和59年)4月